筋トレ×シトルリン×NO ―「巡らない身体」で起きていること―

*前回の記事 「シトルリンと音叉、NO(一酸化窒素)の話(メモ)」の続きとして、今回は”NOがうまく働く身体”と”酸化ストレスに傾く身体”について書いています。

前回書いた、筋トレ時にLーシトルリンを飲むとパンプする、NOが出て血流がよくなる、という話。

確かに、シトルリンは体内で一酸化窒素(NO)を作る材料になります。NOは血管を広げ、筋肉に血液を送る大切な物質。

でも、実際の身体では、もっと複雑なことが起きています。

NOは「出ればいい」わけじゃないんです。

NOはとても反応性の高い物質。

身体の状態が整っていないと、

ミトコンドリアが疲れている、抗酸化力が低い、肝臓・腎臓の処理能力が落ちている、炎症がある…そんな条件が重なると、

せっかくNOが出ても、

うまく血流に使われず、活性酸素と結びつき、酸化ストレス側に傾く…

ということが起きます。

つまり、パンプ感はあるのに、身体の中では負担が増えている、という状態。

もし、筋トレしているのに疲れが抜けない、トレーニング後に妙にだるい、寝ても回復しない、神経が興奮している感じ、関節や末端に違和感が残る…

こういう感覚があるなら、

それは、

筋肉の問題ではなく、

循環・神経・代謝のバランスがよくないのかもしれません。

さて、

NOについてセラピーの視点からみてみますね。

音叉やSOTなど用いて整体として行うセラピーでは、

NOは”安全モード”で働きます。

神経を緩め、微小循環を開き、呼吸と自律神経を整える。

そして老廃物は「排出」の方向へと向かいます。

交感神経バリバリの状態で出るNOと、

安心した神経状態で出るNOは、

身体への影響も変わってくると言えると思います。

最後に。

筋トレでは、筋肉は鍛えられても、神経と循環は置き去りにされることもあり得るということです。

大切なのは、「巡らせる」こと。

身体が回復できる状態を作ること。

そこから筋トレをすると、また違う世界になるのではないかなと思います。

そして、シトルリンも抗酸化系サプリも、サプリメントは、

身体の土台があって初めて活きるもの。

ちゃんと休めているか、

ちゃんと食べているか、

神経がずっと緊張していないか、

ここが整っていないと、

サプリメントでさえ、

「助け」ではなく「追い打ち」になってしまうこともある。

筋トレにしても、シトルリンのようなサプリメント摂取にしても、

今の身体が何を必要としているのか感じて、

身体が回復できる状態を作ることが大切だと、私は思っています。

時々、立ち止まって、自分の身体の声を聴いてみてくださいね。

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